2025大阪・関西万博パビリオン紹介

中国パビリオン

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悠久の歴史と最先端の宇宙開発の成果が一堂に会す

古代中国の書物「竹簡(ちくかん)」をモチーフに金文、篆書(てんしょ)、隷書(れいしょ)、行書、楷書の5つの書体を用いて、漢詩などから119の文が刻まれている。敷地面積は約3870平方メートルと海外パビリオンで最大級。

展示内容も圧巻。国宝級の古代文明の出土品をはじめ、日中の懸け橋となった名僧・鑑真(がんじん)ら著名人の彫刻など、通常は国外に持ち出すことがない至宝を日本で見られる空前のチャンスだ。

一方で、無人月面探査機・嫦娥(じょうが)6号が2024年6月に世界で初めて採取した月の裏側の砂のサンプルも展示する。嫦娥5号が採取した月の表側の砂と合わせて、宇宙開発の進展ぶりをアピールする。

最新の映像技術を使い、生態系を守りながら続く伝統的な農業文化を紹介。文化遺産と合わせて見れば、パビリオンのテーマ「自然と共に生きるコミュニティの構築」が古来の思想に基づくことを実感するだろう。

  • エンパワーリングゾーン
  • ナショナルデー:7月11日(金)

取材・文=内山賢一、ニッポンドットコム編集部
撮影=黒岩正和(96BOX)、ニッポンドットコム編集部

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