
null2(ヌルヌル):シグネチャーパビリオン
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テーマ:いのちを磨く
筑波大学准教授でメディアアーティストの落合陽一さんが手掛けたパビリオン「いのちを磨く」は、「鏡」をモチーフとしている。外壁の大部分を独自に開発した「ミラー膜」が覆い、映り込んだ風景が波打ったり、揺らいだりと変化し続ける。
パビリオンの内部は鏡になった発光ダイオード(LED)モニターに囲まれたシアター。来場者が事前に専用アプリに自分の情報を読み込ませておくと、自身のシルエットをかたどったアバター(分身)がスクリーンに出現する。アバターは生成AI(人工知能)の質問に答えて話し方や音声、姿を学習することで、本人と同じように自律的に動作し、対話も可能になる。生身の身体とデジタルの身体が遭遇する「合わせ鏡」のような空間で何が起こるのか、何を感じるのか。
「物理的に現場に行くことの価値を作り出す」というように、その場に行った人だけが体験できる未知なる世界が待っている。
取材・文=内山賢一、ニッポンドットコム編集部
撮影=黒岩正和(96BOX)、ニッポンドットコム編集部