【日本100名城®】沖縄県・首里城(世界遺産)
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旅 歴史
沖縄の歴史・文化を象徴する城、首里城。14世紀に琉球王国を統一した中山王の居城として築かれ、王国の政治と宗教の中心となった。第2次世界大戦中に焼失した城が復元されていたが、再び火災の被害に遭い、現在復興に向けて工事が進んでいる。
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沖縄県・首里城(世界遺産)
- 築城年:14世紀ごろ
- 初代城主:不明
- 主な見どころ:首里城正殿遺構、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)=以上、世界遺産=など
- 料金:入場料400円(大人)
- 所在地:那覇市首里当蔵町3
- 公式HPなど:首里城公園
沖縄の歴史・文化を象徴する城
首里城の正確な築城年代は不明だが、琉球王国を統一した中山王の居城として、14世紀ごろに築かれたといわれる。内郭(内側城郭)は15世紀初期、外郭(外側城郭)は16世紀中期に完成した。首里城は、琉球王国の国王とその家族が居住する「王宮」であると同時に、王国の行政機能も担っていた。さらに、王国の祭祀(さいし)を運営する宗教施設でもあった。首里城は沖縄の歴史・文化を象徴する城だったといえる。
しかし、1870年に国王が追放され、日本の「沖縄県」となり、首里城は旧日本軍の施設や学校などに使われていたが、1945年の第2次世界大戦中の沖縄戦により全焼した。1989年から首里城正殿の復元工事が開始され、1992年に首里城公園が開園し、かつての城内の施設についても復元が進んだ。2000年12年には、首里城正殿の遺構、国王が外出するときに安全祈願をする礼拝所「園比屋武御嶽石門」、王家の陵墓である「玉陵(たまうどぅん)」(国宝)が世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産として登録された。しかし、復元された正殿は2019年の火災で焼失。現在、復興に向けて工事が進められており、2026年に完成予定。
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バナー写真:首里城 正殿と石垣(PIXTA)