【日本100名城®】佐賀県・佐賀城
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旅 歴史
佐賀城は、17~19世紀にこの地を治めた鍋島(なべしま)氏の居城。元の主君、龍造寺(りゅうぞうじ)氏の居城を整備・拡張したもので、当初は4層5階の天守が築かれた。しかし、2度の火災で天守など主な建物が焼失。再建時に造られた「鯱(しゃち)の門」が現存している。
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佐賀県・佐賀城
- 築城年:1608年
- 初代城主:鍋島勝茂(なべしま・かつしげ)
- 主な見どころ:鯱の門、天守台、佐賀城本丸歴史館(復元した本丸御殿)など
- 料金:無料
- 所在地:佐賀市城内2-18-1
- 公式HPなど:佐賀城公園
2度の大火に見舞われた鍋島氏の居城
佐賀城は、17世紀初めから江戸時代を通じてこの地域を治めた鍋島氏の居城。前身は鍋島氏が仕えていた龍造寺氏が造った村中城を、鍋島勝茂が整備・拡張したもので、4層5階の天守が築かれたという。佐賀城は江戸時代に2度の大火に見舞われており、1回目の1726年には、天守・本丸・二の丸をはじめ、多くの建物が焼失した。その後、二の丸を再建して行政の中心とし、天守と本丸は再建しなかった。1835年に2回目の火災が発生して二の丸が焼失すると今度は本丸御殿を再建し、城主が政務を執る場所とした。このときに造られた本丸の門は、屋根の両端に青銅製の鯱が載せられていることから「鯱の門」と呼ばれている。佐賀城は、19世紀に明治新政府が発足した後、政府に不満を持つ武士による大規模な反乱「佐賀の乱」の舞台となり、鯱の門には当時の弾痕が残っている。
現在は佐賀城公園として整備されており、2004年、園内に本丸御殿が復元され「佐賀城本丸歴史館」としてオープンした。木造復元建物としては日本最大規模で、45メートル続く畳敷きの廊下や、320畳の大広間などがある。
佐賀県の城
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バナー写真:佐賀城 鯱の門(PIXTA)