ニッポンの城

【日本100名城®】佐賀県・名護屋城

歴史

名護屋城は、豊臣秀吉が朝鮮出兵の拠点として築いた巨大な城。全国から大名が集められ、城はわずか数カ月で完成したが、秀吉の死後、朝鮮半島からの撤退が決まり、その役目を終えて廃城となった。

佐賀県・名護屋城

  • 築城年:1592年
  • 初代城主:豊臣秀吉
  • 主な見どころ:天守台、本丸御殿跡、本丸大手門跡など
  • 料金:無料
  • 所在地:佐賀県唐津市鎮西町名護屋
  • 公式HPなど:佐賀県立名護屋城博物館

豊臣秀吉が朝鮮出兵の拠点として築いた城

名護屋城は、16世紀末に豊臣秀吉が指示した朝鮮出兵のため、日本からの出兵の拠点として築かれた。築城工事は諸大名が分担する「割普請」(わりぶしん)によって行われ、わずか数カ月で完成したといわれている。7年間に2回行われた大陸への出兵の拠点となり、城の周囲には130を超える諸大名の陣屋が構築され、全国から20万人以上の人々が集まったという。秀吉自身も1年間滞在している。

城の面積は約17ヘクタールにおよび、当時では大阪城に次ぐ規模を誇ったというが、秀吉の死で諸大名が撤退し、やがて廃城となった。現在、名護屋城跡と23の陣跡が国の特別史跡に指定され、建物の遺構などについて発掘調査が進められている。また、城跡に隣接して佐賀県立名護屋城博物館が建てられ、日韓双方の史料を展示している。

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バナー写真:名護屋城跡(PIXTA)

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