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【日本100名城®】山口県・萩城

歴史

萩城は、長州藩の藩主、毛利氏の居城である。長州藩は19世紀の明治維新の指導者を数多く輩出し、萩市内には城跡を含む萩城下町など5カ所が「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録されている。

山口県・萩城

  • 築城年:1604年
  • 初代城主:毛利輝元(もうり・てるもと)
  • 主な見どころ:天守台、万歳橋(ばんせいばし)、志都岐山(しづきやま)神社など
  • 料金:萩城跡指月公園入園料220円(大人・大学生・高校生、旧厚狭毛利家萩屋敷長屋と共通券)
  • 所在地:山口県萩市堀内1-1
  • 公式HPなど:萩城跡指月公園(萩市観光協会公式サイト)

明治維新の英雄を輩出した長州藩の主城

萩城は、1600年の関ケ原の戦いで敗れた西軍の総大将だった毛利輝元が、広島から萩に領地替えとなって築いた。日本海に面した指月山(しづきやま)の山頂から麓まで、本丸、二の丸、三の丸、詰丸からなる戦国時代の様式を残した壮大な城で、本丸には高さ14.4メートルの5層の天守が築かれたという。1874年に建物は全て解体され、現在は石垣の天守台が残っているだけだが、看板などに掲載されているQRコードをスマートフォンやタブレット端末で読み取ると、VR(仮想現実)技術で在りし日の天守の映像を再現するサービスもある。

萩城や周囲の武家屋敷などのエリアは、幕末に西洋技術を取り入れ産業化や産業文化形成の舞台となったことが評価され、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産「萩城下町」として登録されている。

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バナー写真: 萩城の石垣と指月山(PIXTA)

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