【日本100名城®】広島県・郡山城
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旅 歴史
郡山城は、現在の広島県山間部の一領主から中国地方全体を支配するまでになった毛利元就(もうり・もとなり)の本拠地。複雑な地形を活用して高さ約400メートルの山全体を要塞化した。
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広島県・郡山城
- 築城年:14世紀中ごろ、1551年ごろ
- 初代城主:毛利時親(もうり・ときちか)、毛利元就
- 主な見どころ:毛利元就墓所、本丸跡、三の丸跡など
- 料金:無料
- 所在地:広島県安芸高田市吉田町吉田字郡山
- 公式HPなど:安芸高田市歴史民俗博物館
毛利元就が山全体を要塞化した山城
郡山城の正確な築城年は不明だが、毛利時親が14世紀中ごろに地頭として吉田荘に入り、標高390メートルの郡山の東南麓に城を築いたのが最初とされている。16世紀中ごろに、毛利氏の当主となった元就が、郡山の全域に城を拡大した。山頂の本丸を中心に、放射状に延びる尾根と谷の地形を利用して、270もの砦(とりで)が築かれていたという。1600年の関ケ原の戦い後、元就の孫の輝元(てるもと)が長州(現在の山口県)に領地替えとなり、郡山城は廃城となった。
当時の建物などは残っていないが、山麓には元就自身と毛利一族の墓所がある。また、元就の逸話として紹介されることが多い「三本の矢」の伝説を記念して建てられた石碑もある。
広島県の城
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バナー写真: 郡山城跡(PIXTA)