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【日本100名城®】岡山県・津山城

歴史

津山城は、本能寺の変で亡くなった森蘭丸(もり・らんまる)の弟、忠政(ただまさ)が築いた。高さ約10メートルの石垣と、2005年に復元された備中櫓(びっちゅうやぐら)が見どころ。

岡山県・津山城

  • 築城年:1604年
  • 初代城主:森忠政
  • 主な見どころ:石垣、備中櫓(復元)など
  • 料金:310円(大人)
  • 所在地:岡山県津山市山下135
  • 公式HPなど:津山城について(津山市)

3つの様式の石垣が残る名城

津山城は、徳川家康から美作国(現在の岡山県北部)の領主に任命された武将の森忠政が築いた城。忠政の兄、森蘭丸は、本能寺の変で織田信長とともに亡くなった悲劇の美少年としてよく知られている。忠政は信長の死後、豊臣秀吉、徳川家康に仕え、津山城の城主となった。築城当初は5層の天守を中心に、多くの櫓(やぐら)や門などが造られたが、明治政府の廃城令によって1874年に全て取り壊され、現在は石垣だけとなっている。扇の勾配といわれる美しい石垣は、築城工事の間に生み出された新しい技術を取り入れたため、3つの様式が見られる。また、石垣にはハート形の石があり、「愛の奇石」としてデートスポットとしても人気だという。

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バナー写真:津山城備中櫓(PIXTA)

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