【日本100名城®】和歌山県・和歌山城
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旅 歴史
和歌山城は、豊臣秀吉が弟の秀長(ひでなが)に命じて紀ノ川河口近くの高台に城を築かせたのが始まり。17世紀以降は徳川御三家の1つ紀州徳川家の居城となり、8代将軍吉宗(よしむね)、14代将軍家茂(いえもち)を輩出した。
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和歌山県・和歌山城
- 築城年:1585年
- 初代城主:豊臣秀長
- 主な見どころ:天守、岡口門、一の橋・大手門、御橋廊下、西之丸庭園(紅葉渓庭園)など
- 料金:和歌山城天守閣410円(大人)
- 所在地:和歌山市一番丁3
- 公式HPなど:史跡 和歌山城
徳川御三家の1つ、紀州徳川家の居城
和歌山城は、1585年に、豊臣秀吉が弟の秀長に命じて紀ノ川河口近くの高台に城を築かせたのが始まりといわれる。1600年の関ケ原の戦いの後、浅野幸長(あさの・よしなが)が城主となり、連立式天守を建て、城下町を整備した。1619年に、徳川家康の十男頼宣(よりのぶ)が、新たな城主となり、御三家の居城として拡張、砂の丸・南の丸を新たに造成した。紀州徳川家からは、8代将軍吉宗、14代将軍家茂を輩出している。
三層の大天守は明治政府の廃城令の後も保存され、1935年には旧国宝に指定されたが、1945年の和歌山大空襲で焼失した。1958年に焼失前の外観にあわせて鉄筋コンクリート造りで再建された。このほか、岡口門、一の橋・大手門などが再建されている。また、城主が、仕事や生活の場と庭園を行き来するためにかけられた御橋廊下は、屋根付きで約11度の傾斜がある全国的にも珍しい構造で、2006年に江戸時代の図面を基に復元された。
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バナー写真:和歌山城(PIXTA)