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【日本100名城®】兵庫県・赤穂城

歴史

赤穂城は、歌舞伎、人形浄瑠璃から現代の映画やテレビドラマまで、日本ではおなじみの物語「忠臣蔵」のモデルとなった赤穂浪士の本拠地として知られている。「忠臣蔵」にも登場する家老の大石良雄(内蔵助)の家の跡も見学できる。

兵庫県・赤穂城

  • 築城年: 1661年
  • 初代城主:浅野長直(あさの・ながなお)
  • 主な見どころ:本丸門(復元)、本丸庭園(復元)、大石良雄宅跡など
  • 料金:無料
  • 所在地:兵庫県赤穂市上仮屋1番地
  • 公式HPなど:国史跡赤穂城跡(兵庫県赤穂市)公式Webサイト

「忠臣蔵」のモデルになった赤穂浪士のふるさと

1661年に完成した赤穂城は、17世紀前半に建てられたものが多い日本の城の中では比較的新しい城だ。徳川幕府が安定してから赤穂に入った初代藩主の浅野長直は、藩の軍学者の意見を聞いて、防御効果を高めるために城の周囲を星のような形にした。また、実戦を想定して天守台を造ったが、天守そのものは幕府の許可が下りずに建設されなかった。

ちなみに3代藩主の浅野長矩(ながのり、内匠頭)が、1701年に江戸城で吉良上野介(きら・こうずけのすけ)に切りつけたのが赤穂事件の発端だ。このため長矩は切腹、浅野家は断絶。翌02年12月に吉良邸への討ち入り事件が起きた。城跡には、この時の家老で、「忠臣蔵」でも有名になった大石良雄(内蔵助)の屋敷跡があり、当時の長屋門が残されている。

大石良雄宅跡長屋門(PIXTA)
大石良雄宅跡長屋門(PIXTA)

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バナー写真:赤穂城本丸門(PIXTA)

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