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【日本100名城®】兵庫県・明石城

歴史

明石城は、徳川幕府の2代将軍秀忠が、かつて幕府に敵対していた大名が多い中国・四国・九州への備えとして、初代明石藩主の小笠原忠政に造らせた城だ。2つの三重櫓(やぐら)が国の重要文化財に指定されている。

兵庫県・明石城

  • 築城年:1619年
  • 初代城主:小笠原忠政(おがさわら・ただまさ、後の忠真)
  • 主な見どころ:巽(たつみ)櫓、坤(ひつじさる)櫓、天守台など
  • 料金:散策自由
  • 所在地:兵庫県明石市明石公園1-27
  • 公式HPなど:明石城 公式ウェブサイト

明石海峡を臨む高台に築かれた城

明石城を築いた小笠原忠政は、織田信長と徳川家康の2人を曽祖父に持つ名門の出身で、徳川幕府に敵対したことのある西国大名への備えとして、明石の藩主に選ばれた。明石城では天守ではなく、4つの三重櫓が建てられた。そのうち、巽櫓・坤櫓は、日本に12基しか現存していない貴重な建築物。中でも坤櫓は豊臣秀吉が京都に築いた伏見城から移築されたと伝わっている。1995年の阪神淡路大震災で被災したが、既に修復を終え公開されている。

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バナー写真: 明石城の巽櫓・坤櫓(PIXTA)

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