【日本100名城®】兵庫県・篠山城
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篠山城は、1609年に徳川家康が大阪の豊臣氏を包囲するために築城を計画した城の1つ。築城工事には、城造りの名人として知られる藤堂高虎(とうどう・たかとら)や、姫路城を造った池田輝政(いけだ・てるまさ)ら全国から20人の大名が動員された。
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兵庫県・篠山城
- 築城年:1609年
- 初代城主:松平康重(まつだいら・やすしげ)
- 主な見どころ:大書院(復元)、二の丸御殿跡など
- 料金:400円(大人)
- 所在地:兵庫県丹波篠山市北新町2
- 公式HPなど:篠山城大書院
築城の名手の力を結集した天下普請の城
篠山城は、1609年に徳川家康が大阪の豊臣氏を包囲するために築城を計画した城の1つ。家康は城造りに当たって、浅野幸長(あさの・よしなが)、蜂須賀至鎮(はちすか・よししげ)、加藤嘉明(かとう・よしあき)、福島正則(ふくしま・まさのり)ら、豊臣家と縁の深い武将を中心に全国から20人の大名を動員した。さらに、地形などを生かした建物の配置を決める縄張(なわばり)を担当する縄張奉行に伊賀上野城、今治城など数多くの名城を残した藤堂高虎、実際の工事を指揮する普請奉行に姫路城を造った池田輝政を配置するなど、幕府の総力を挙げた「天下普請」の城といえる。城主には徳川家の親族から、家康の実子との説もある松平康重が選ばれた。本丸と二の丸は高石垣で囲まれた堅固な造りだが、天守は築かれず、公式行事などは大書院を使ったといわれる。大書院は19世紀の明治維新後も残されていたが、1944年に焼失。2000年になって古絵図、古写真、発掘調査などの結果を基に復元された。
兵庫県の城
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バナー写真:篠山城(PIXTA)