【日本100名城®】愛知県・犬山城(国宝)
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木曽川のほとりの高台に築かれた犬山城の天守は、現存する日本最古の様式で国宝に指定されている。戦国時代の三英傑といわれる織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が奪い合った名城は、壊されることなく当時の姿を今に伝えている。
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愛知県・犬山城(国宝)
- 築城年:1537年
- 初代城主:織田信康(おだ・のぶやす)
- 主な見どころ:天守(国宝)
- 料金:入場料550円(一般)
- 所在地:愛知県犬山市犬山北古券65-2
- 公式HPなど:国宝犬山城
現存する最古の様式の天守
犬山城では、現存するものでは最古の様式で築かれた3重4階地下2階の望楼型天守が国宝に指定されている。天守の東面の入母屋破風(いりもやはふ)、南北の面にある唐破風(からはふ)などに特徴的な形を見ることができる。4階の望楼からの景色は絶景といわれる。
犬山城を築いたのは、織田信長の叔父、信康。3重4階地下2階の望楼型天守は、歴代の城主たちの手で修復を重ねながら現在まで守られてきた。信康の死後、城は信長のものとなり、臣下が城主を務めた。信長の死後、秀吉と家康が対決した「小牧・長久手の戦い」では犬山城を巡る争いが起きている。犬山城の城主はめまぐるしく変わったが、徳川幕府が開かれた後、1617年に名古屋が本拠地の尾張徳川家の重臣である成瀬正成(なるせ・まさなり)が所有することになり、これ以降、代々の成瀬家当主が城主を務めてきた。19世紀になって一度、愛知県に所有権が移るが、1891年の濃尾地震で大きな被害を受けた城の修復を条件に愛知県が成瀬家に無償で譲渡した。その後は日本唯一の個人所有の城となっていたが、2004年以降は成瀬家から譲渡された公益財団法人犬山城白帝文庫が城を管理している。
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バナー写真:犬山城(PIXTA)