【日本100名城®】岐阜県・岐阜城
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旅 歴史
岐阜城は、標高329メートルの金華山(きんかざん)の山頂に立つ山城。織田信長が1567年に城主となった際に「岐阜」と名付けて大規模な改築を行った。ポルトガルの宣教師フロイスが城の美しさや豪華さについて記録を残している。
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岐阜県・岐阜城
- 築城年:1201年
- 初代城主:二階堂行政(にかいどう・ゆきまさ)
- 主な見どころ:天守(再建)、信長公居館跡など
- 料金:入場料200円(16歳以上)、金華山ロープウェー往復1100円(12歳・中学生以上)
- 所在地:岐阜市金華山天守閣18
- 公式HPなど:岐阜城天守閣(岐阜市公式ホームページ)
織田信長の天下統一への出発点となった城
岐阜城のある金華山に最初に築城したのは、13世紀初頭の鎌倉時代の武将、二階堂行政と伝えられる。本格的な城郭として整備されたのは「美濃のマムシ」の異名を持つ戦国武将・斎藤道三(どうさん)の時代で、当時は稲葉山城と呼ばれ、断崖絶壁の上に築かれた難攻不落の城として知られていた。1567年、道三の娘婿でもあった信長が攻略して城主となり、城の名前を「岐阜城」に変えた。当時の建物は残っていないが、この城を訪れたポルトガルの宣教師フロイスが「美しさ、豪華さ、清潔さにおいて、この宮殿に並ぶものを見たことがない」などと書き残している。
現在の金華山山頂にある岐阜城天守閣は1956年に鉄筋コンクリート造りで再建されたもので、内部は史料展示室になっているほか、4階の展望台からは真下に流れる長良川や岐阜市街地、遠くは名古屋方面まで視界が開けており、天下統一を目指した信長の気分が味わえる。山頂までは金華山ロープウェーがあり、かつての難攻不落の山城に気軽に登れるようになったが、山頂駅から天守閣までの約10分の道のりには、勾配の急な石段もあるため、歩きやすい靴がお勧め。
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バナー写真: 月と岐阜城(PIXTA)