【日本100名城®】石川県・金沢城
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旅 歴史
金沢城は、加賀藩(現在の石川県南部)を治めた前田家の居城。近年、焼失した建築物の復元が進み、広大な敷地にたくさんの門や櫓(やぐら)が立ち並ぶ様子がよみがえりつつある
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石川県・金沢城
- 築城年:1580年、1583年
- 初代城主:佐久間盛政(さくま・もりまさ)、前田利家(まえだ・としいえ)
- 主な見どころ:石川門、三十間長屋(さんじっけんながや)、鶴丸倉庫(重要文化財)など
- 料金:無料、菱櫓(やぐら)・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門の入館料320円(大人)
- 所在地:金沢市丸の内1-1
- 公式HPなど:金沢城公園
加賀百万石の繁栄を伝える前田家の居城
金沢城は、加賀一向一揆の拠点であった寺院、金沢御堂を織田信長配下の武将、佐久間盛政が制圧して跡地に築いたのが最初。佐久間に続いて金沢城の城主となった前田利家の時代に大規模な改修が行われ、現在の城と城下町の基礎を固めた。城主の座は前田家の代々の当主に受け継がれ、加賀百万石に発展をもたらした。
当初は天守も建てられたが、1602年に落雷で焼失。当時の記録がなく、金沢城の天守の姿は不明だ。その後、本丸には御殿と櫓が建てられたが、その後も火災が相次ぎ、実用性を重視した建物が造られるようになった。19世紀以前の建物で現存している石川門、三十間長屋、鶴丸倉庫は、国の重要文化財に指定されている。現在は金沢城公園として整備され、門や櫓の復元が進み、江戸時代の姿を取り戻しつつある。
また、日本三名園の一つ「兼六園」は城に隣接して建てられた城主の別荘の庭園。金沢城とともに、観光スポットとして世界中から旅行者が訪れる。
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バナー写真:金沢城の石川門(PIXTA)