【日本100名城®】新潟県・春日山城
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旅 歴史
戦国時代の名将、上杉謙信(うえすぎ・けんしん)の居城として知られる春日山城は標高180メートルの春日山全体を城として整備した山城。複雑な地形を利用した堀や土塁が配置され、難攻不落の名城といわれた。
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新潟県・春日山城
- 築城年:15世紀ごろ、16世紀中ごろ
- 初代城主:初期築城者不明、長尾為景(ながお・ためかげ)
- 主な見どころ:天守台跡、総構(そうがまえ)など
- 料金:無料
- 所在地:新潟県上越市中屋敷他
- 公式HPなど:春日山城跡(上越市)
戦国時代の名称、上杉謙信の居城
春日山城は標高180メートルの春日山全体を城として整備した山城。城の範囲は約2キロメートル四方に及ぶ全国屈指の規模を誇った。正確な築城の時期や築城者は不明だが、1513年の古文書に春日山城の記載があることから、15世紀には山城として機能していたと考えられている。春日山城が広く知られるようになったのは、16世紀に越後国(現在の新潟県)を支配した戦国武将の長尾為景と、その息子の上杉謙信の時代になってから。複雑な地形を利用した堀や土塁などを造り、山全体を巨大な要塞として整備した。謙信の死後、後を継いだ上杉景勝が会津に領地替えとなり、次の越後に入った堀秀治(ほり・ひではる)が海の近くに新しく城を築いたため、春日山城は廃城となった。
現在の春日山城では、当時の建物などは残っていないが、謙信が信仰したといわれる毘沙門天像を安置した毘沙門堂が再建されている。山の中腹にある謙信をまつった春日山神社から山頂の天守台までの散策コースが整備されており、大河ドラマにも取り上げられた直江兼続(なおえ・かねつぐ)の屋敷跡なども見ることができる。
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バナー写真:春日山城跡 遠景(PIXTA)