【日本100名城®】神奈川県・小田原城
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旅 歴史
小田原城は、15世紀末に北条早雲(ほうじょう・そううん)が関東支配の中心拠点として整備拡張した。戦国屈指の強さを誇った上杉謙信(うえすぎ・けんしん)、武田信玄(たけだ・しんげん)の攻撃も退け、難攻不落の城として知られるようになった。
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神奈川県・小田原城
- 築城年:15世紀中ごろ
- 初代城主:不明(大森氏)
- 主な見どころ:天守閣、常盤木門、銅門、馬出門など
- 料金:天守閣510円(一般)
- 所在地:神奈川県小田原市城内
- 公式HPなど:難攻不落の城 小田原城
関東地方を代表する難攻不落の城
小田原城の前身は15世紀中ごろに西相模一帯を支配していた大森氏が築いた山城といわれる。15世紀末に北条早雲が小田原に進出し、関東支配の中心拠点として整備拡張された。小田原城は、上杉謙信や武田信玄など有力武将の攻撃も退け、難攻不落の城として知られるようになった。
豊臣秀吉の攻撃に備えて、堀や土塁で城下町を囲む全長9キロメートルの「総構(そうがまえ)」を築き、城の規模が最大に達した。1590年の秀吉の小田原攻めでは、22万人の軍勢を前にしても小田原城は揺らぐことはなかったが、長期間の包囲戦に加えて、八王子城、鉢形城といった支城が次々に陥落して孤立し、開城に追い込まれた。
17世紀以降は徳川幕府の重臣が城主を務めたが、1870年に明治政府によって廃城となり、建物の多くが解体された。残っていた石垣も1923年の関東大震災で崩壊した。現在は1960年に復興した天守を中心に小田原城址公園として整備され、四季折々の花々が楽しめるほか、家族連れが楽しめる遊園地なども設置されている。
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バナー写真:アジサイが美しい小田原城址公園 天守閣(PIXTA)