【日本100名城®】茨城県・水戸城(弘道館)
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旅 歴史
水戸城は徳川幕府の御三家の1つ、水戸徳川氏の居城。第9代藩主・徳川斉昭(とくがわ・なりあき)が創設した藩校・弘道館は国の特別史跡に指定されている。斉昭の実子で徳川幕府最後の将軍となった徳川慶喜(よしのぶ)も弘道館で学んだことが知られている。
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茨城県・水戸城(弘道館)
- 築城年:1214年ごろ(馬場氏)、1624年(徳川氏)
- 初代城主: 馬場資幹(ばば・すけもと)、佐竹義宣(さたけ・よしのぶ)、徳川頼房(とくがわ・よりふさ)
- 主な見どころ:藩校弘道館、本丸薬医門、大手門(復元)、二の丸角櫓(復元)
- 料金:無料
- 所在地:水戸市三の丸2-9-22
- 公式HPなど:水戸観光コンベンション協会
徳川御三家の居城となった日本最大規模の土造りの城
水戸城は、北を那珂川、南を千波湖に挟まれた立地に、大規模な土塁を築き、城の西側の台地には五重の堀、東の低地には三重の堀を巡らせた日本最大級の土造りの城。
水戸城の起源は12世紀末期の平安時代末から鎌倉時代初期に馬場資幹が建てた館に由来している。16世紀の戦国時代には佐竹氏が常陸国(現在の茨城県)を支配する拠点として整備。その後、徳川幕府が開かれて佐竹氏が秋田に移った後に、徳川家康の11男の頼房が御三家の居城としてふさわしい城として大規模な改築を行った。三の丸や外堀の整備拡張を行い、二の丸に御殿を造営、三階物見と呼ばれる櫓(やぐら)が建設された。ちなみに時代劇「水戸黄門」のモデルとなった徳川光圀(みつくに)は水戸藩の第2代藩主だ。
1811年には第9代藩主徳川斉昭が藩士の子弟が学ぶ藩校として三の丸に弘道館を建設、建物は現在も残り、当時の姿を伝えている。また近年、大手門と二の丸角櫓が史料に基づき復元された。
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バナー写真:弘道館(PIXTA)