【日本100名城®】福島県・二本松城
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旅 歴史
二本松城は15世紀前半の戦国武将、畠山氏が建てた山城。その後、何度か持ち主は変わったものの、19世紀後半の徳川幕府滅亡まで同じ場所に存続した。幕末の少年隊の悲劇や、秋の菊人形展の会場として知られている。
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福島県・二本松城
- 築城年:1414年
- 初代城主:畠山満泰(はたけやま・みつやす)
- 主な見どころ:箕輪門、少年隊群像、日影の井戸、本丸跡
- 料金:無料
- 所在地:福島県二本松市郭内
- 公式HPなど:二本松城跡
日本の築城技術の変遷が分かる城
1414年に二本松城を建てた畠山氏は、1568年に伊達政宗(だて・まさむね)によって滅ぼされた。その後、豊臣秀吉配下の武将が次々と城主を務めた。17世紀以降は徳川幕府の支配下に入り、1643年に丹羽光重(にわ・みつしげ)が城主となって以降は、19世紀に幕府が倒れるまで代々丹羽家の居城となった。1868年の戊辰戦争には旧幕府軍側で参戦し、新政府軍の攻撃を受けて落城し、門や御殿などが焼失した。このとき城を守って戦死した10代の少年たちの物語は、会津の白虎隊とともに戊辰戦争の悲劇として語り継がれている。
東北地方の交通の要衝に位置する二本松城は、さまざまな城主が時代とともに改築を重ねた結果、日本の築城技術の変遷を見ることができるようになり、国の史跡に指定された。古いものでは、畠山氏の時代につくられた深さ16メートルの「日影の井戸」が残っており、千葉県印西市の「月影の井戸」、神奈川県鎌倉市の「星影の井戸」と並び、「日本三井戸」と称されている。
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福島県の城
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バナー画像:二本松城(PIXTA)