ニッポンの城

【日本100名城®】青森県・根城

歴史

14世紀の築城から約300年間、八戸地方の中心として栄えた根城(ねじょう)。2001年に日本の中世の城として初めて復元されて話題となった。

青森県・根城

  • 築城年: 1334年
  • 初代城主: 南部師行(なんぶ・もろゆき)
  • 主な見どころ: 主殿、工房、納屋、馬屋など(復元)
  • 料金: 本丸入場料250円(一般)
  • 所在地: 青森県八戸市大字根城字根城47
  • 公式HPなど:史跡根城の広場

中世の城の姿を初めて復元

武士による初めての政権となった鎌倉幕府が滅亡し、後醍醐天皇を中心とする勢力と、武士による政治を続けるため新たな天皇を立てた足利氏が分裂して争った14世紀の南北朝時代に、御醍醐天皇の南朝側の武将であった南部師行が八戸に根城を築いた。南部氏は、南北朝の争乱で足利方が勝利した後も八戸地方を治め、1627年に現在の岩手県遠野市に領地を移すまで根城はこの地域の中心であり続けた。

日本では、16世紀以降の天守を持つ城郭が人気だが、根城はそれより古い時代の城郭の姿を初めて再現したもの。主殿や工房、納屋、馬屋などの建物が忠実に復元され当事の面影を現代に伝えている。

青森県の城

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バナー写真:根城の主殿(PIXTA)

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