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北陸新幹線 路線図・座席・料金

社会 旅と暮らし

2024年3月16日、北陸新幹線の金沢―敦賀間が開業。小松、加賀温泉、芦原(あわら)温泉、越前たけふ、敦賀の6つの新幹線駅が新設された。2015年の金沢延伸以降、東京と北陸地方を直結するルートとして定着した同新幹線の路線図、座席、料金を紹介する。

路線

北陸新幹線は1997年10月に高崎―長野間が開業した。それ以来「長野新幹線」と呼ばれてきたが、2015年3月の金沢延伸により、正式名称が使用されることになった。東京―高崎間は上越新幹線と線路を共用。2024年3月から東京―敦賀間を直通運転、富山・石川・福井の北陸3県が新幹線でつながった。

営業主体は、国鉄分割民営化時(1987年4月)の区域分けに沿って、東京―上越妙高間がJR東日本、上越妙高―敦賀間がJR西日本となる。

北陸新幹線路線図

列車と停車駅

北陸新幹線では、4タイプの列車が運行される。速達タイプ「かがやき」の最も速い列車は、東京―金沢間を2時間25分、東京―敦賀間を3時間8分で結ぶ。

「はくたか」は、長野―敦賀間のほぼ全駅に停車する。シャトルタイプの「つるぎ」は富山・金沢―敦賀間で運行。敦賀駅で大阪方面の特急「サンダーバード」、名古屋方面の特急「しらさぎ」と接続。大阪―富山間、名古屋―富山間の所要時間は、乗り継ぎ時間を含めても従来より短縮される。

かつての長野新幹線にあたる東京―長野間の「あさま」も、運行が継続される。

北陸新幹線の列車と停車駅

車両と座席

北陸新幹線は、全列車が「E7系・W7系」で運行される。

先頭1両は最上級座席「グランクラス」専用で、18席が横6列、縦3列(2列+1列)で配置される。本革のシートには、45度まで傾斜できる電動リクライニング機能のほか、レッグレストや読書灯が付く。「かがやき」では専任アテンダントによる車内サービスが行われ、軽食やドリンク、菓子、アメニティグッズなどが提供される。

グランクラス車両に隣接するグリーン車は、縦2列+2列の座席。普通車を含めた全座席が電源コンセントを備える。列車内の洋式トイレには洗浄機能付き暖房便座が採用され、車いす対応のトイレと洗面所も設けられる。

グランクラス

グリーン車

普通車

「W7系」車両編成

出所:JR西日本「北陸新幹線スペシャルサイト」(2015年3月)

運賃・料金

主な区間の運賃・料金の総額(通常期)

  普通車
(自由席)
普通車
(指定席)
グリーン車 グランクラス
(B)※
グランクラス
(A)
東京―長野 7,810 8,340 12,000 15,150 17,240
東京―富山 12,430 12,960 19,420 23,620 27,800
東京―金沢 13,850 14,380 20,840 25,040 29,220
東京―福井 15,280 15,810 23,660 27,860 32,040
東京―敦賀 15,830 16,360 24,210 28,410 32,590

(2024年3月現在、単位 : 円)自由席を除き、閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増し

※グランクラス(B)料金は、専任アテンダントによる車内サービスや飲食の提供が行われない列車に適用

(2015年3月14日公開、2024年3月16日更新)

バナー写真:北陸新幹線の「W7系」車両(撮影=ニッポンドットコム編集部)

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