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東海道新幹線の平均遅延時間は24秒 : 世界に誇る安全・正確・高頻度

社会

東海道新幹線は年間13万本運行し、自然災害などによる遅延も含めて1列車あたりの平均遅延時間は24秒だった。

東海道新幹線(東京―新大阪間)は、1964年の東京オリンピック開幕直前に世界初の時速200キロ超の「夢の超特急」としてデビューした。それから半世紀余を経て、最高時速は285キロまでアップした。しかし、東海道新幹線が世界に誇るのは速さだけではない。

東海旅客鉄道のアニュアルレポート2017によれば、東海道新幹線は1日平均365本運行。つまり、世界最高速レベルの列車が、ほぼ3~6分間隔で運行しているのだ。1日あたりの平均輸送人員は45万2000人。高頻度、大量輸送しているにも関わらず、開業以来、衝突、脱線、火災など鉄道事故による死亡事故なしの記録を更新し続けている。

2016年度は年間13万本が運行して、1列車あたりの平均遅延時間は24秒だった。これは、地震や豪雨、大雪などの自然災害による遅延も含めたもので、平常時は秒単位での定時運行が実現されている。

東海道新幹線の特徴

安全 開業以来、乗客の死傷事故ゼロ
正確 1列車あたり平均遅延時間24秒
高速 最高速度285km/h  東京―新大阪間2時間22分
高頻度 1日平均運行本数365本(夏休みピーク時432本)
大量輸送 1日あたり輸送人員45万2000人

東海旅客鉄道アニュアルレポート2017のデータをもとに編集部作成

バナー写真 : PIXTA

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