第2次安倍改造内閣の顔触れ(2014年9月)
政治・外交
安倍晋三首相は9月3日、第2次安倍内閣としては初めての内閣改造を行った。麻生太郎副首相兼財務相、菅義偉官房長官、岸田文雄外相など6人の閣僚が留任。石破茂・党幹事長は、新設ポストの地方創生担当相に就任した。
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職名 | 氏名 | 所属政党、選挙区、当選回数 | 主な経歴 |
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内閣総理大臣 | 安倍 晋三 (あべ しんぞう) | 自民党 衆議院・山口4区 当選7回 | 総理大臣(2006~2007年、2012年~) |
副総理 財務大臣 内閣府特命担当大臣 (金融) デフレ脱却担当 | 麻生 太郎 (あそう たろう) 留任 | 自民党 衆議院・福岡8区 当選11回 | 総理大臣(2008~2009年) |
総務大臣 | 高市 早苗 (たかいち さなえ) | 自民党 衆議院・奈良2区 当選6回 | 党政調会長(2012~2014年)内閣府担当特命大臣(2006~2007年) |
法務大臣 | 松島 みどり (まつしま みどり) | 自民党 衆議院・東京14区 当選4回 | 経済産業副大臣(2013〜2014年) 国土交通副大臣(2007~2008年) |
外務大臣 | 岸田 文雄 (きしだ ふみお) 留任 | 自民党 衆議院・広島1区 当選7回 | 内閣府特命担当大臣(沖縄および北方対策)(2007~2008年) |
文部科学大臣 教育再生担当 東京五輪・パラリンピック担当 | 下村 博文 (しもむら はくぶん) 留任 | 自民党 衆議院・東京11区 当選6回 | 内閣官房副長官(2006~2007年) |
厚生労働大臣 | 塩崎 恭久 (しおざき やすひさ) | 自民党 衆議院・愛媛1区 当選衆6回・参1回 | 内閣官房長官(2006~2007年)外務副大臣(2005~2006年) |
農林水産大臣 | 西川 公也 (にしかわ こうや) | 自民党 衆議院・栃木2区 当選5回 | 内閣府副大臣(2004~2005年) |
経済産業大臣 産業競争力担当 原子力経済被害担当 内閣府特命担当大臣 (原子力損害賠償・廃炉等支援機構) | 小渕 優子 (おぶち ゆうこ) | 自民党 衆議院・群馬5区 当選5回 | 内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画)(2008~2009) |
国土交通大臣 水循環政策担当 | 太田 昭宏 (おおた あきひろ) 留任 | 公明党 衆議院・東京12区 当選6回 | 公明党代表(2006~2009年) |
環境大臣 内閣府特命担当大臣 (原子力防災) | 望月 義夫 (もちづき よしお) | 自民党 衆議院・静岡4区 当選6回 | 国土交通副大臣(2006~2007年) |
防衛大臣 安全保障法制担当 | 江渡 聡徳 (えと あきのり) | 自民党 衆議院・青森2区 当選5回 | 防衛副大臣(2012~2013年、2007~2008年) |
内閣官房長官 沖縄基地負担軽減担当 | 菅 義偉 (すが よしひで) 留任 | 自民党 衆議院・神奈川2区 当選6回 | 総務大臣(2006~2007年) |
復興大臣 福島原発事故再生総括担当 | 竹下 亘 (たけした わたる) | 自民党 衆議院・島根2区 当選5回 | 財務副大臣(2008~2009年) |
国家公安委員会委員長 拉致問題担当 海洋政策・領土問題担当 国土強靭化担当 内閣府特命担当大臣 (防災) | 山谷 えり子 (やまたに えりこ) | 自民党 参議院・比例 当選衆1回・参2回 | 首相補佐官(2006~2007年) |
内閣府特命担当大臣(沖縄・北方対策、科学技術政策、宇宙政策) 情報通信技術(IT)政策担当 再チャレンジ担当 クールジャパン戦略担当 | 山口 俊一 (やまぐち しゅんいち) | 自民党 衆議院・徳島2区 当選8回 | 財務副大臣(2012~2013年)総務副大臣(2003~2004年) |
女性活躍担当 行政改革担当 公務員制度改革担当 内閣府特命担当大臣(消費者および食品安全、少子化対策、男女共同参画) | 有村 治子 (ありむら はるこ) | 自民党 参議院・比例 当選3回 | 文部科学大臣政務官(2005~2006年) |
経済再生担当 社会保障・税一体改革担当 内閣府特命担当大臣 (経済財政政策) | 甘利 明 (あまり あきら) 留任 | 自民党 衆議院・神奈川13区 当選10回 | 経済産業大臣(2006~2008年) |
地方創生担当 内閣府特命担当大臣(国家戦略特区) | 石破 茂 (いしば しげる) | 自民党 衆議院・鳥取1区 当選9回 | 党幹事長(2012~2014年)党政調会長(2009~2011年)農林水産大臣(2008~2009年)防衛大臣(2007~2008年) |
職名 | 氏名 | 所属政党、選挙区、当選回数 | 主な経歴 |
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内閣官房副長官(政務) | 加藤 勝信 (かとう かつのぶ) 留任 | 自民党 衆議院・岡山5区 当選4回 | 内閣府大臣政務官(2007~2008年) |
内閣官房副長官(政務) | 世耕 弘成 (せこう ひろしげ) 留任 | 自民党 参議院・和歌山選挙区 当選4回 | 内閣総理大臣補佐官(2006~2007年) |
内閣官房副長官(事務) | 杉田 和博 (すぎた かずひろ) 留任 | 内閣危機管理監(2001~2004年)警察庁警備局長(1994~1997年) | |
内閣法制局長官 | 横畠 裕介 (よこばたけ ゆうすけ) 留任 | 内閣法制次長(2011~2014年) |
安倍政権は2012年12月の発足後、18人の閣僚が1人も交代しないまま、600日以上が経過。日本の政治では非常にまれなケースで、戦後では第1次佐藤改造内閣(1965~1966、425日)を超える最高記録となった。
今回の内閣改造は、人事刷新により安倍首相の党内基盤の強化を図るほか、新内閣のフレッシュなイメージを国民にアピールすることで、下降気味の支持率を回復する狙いがあるとみられる。
女性閣僚は改造前は2人だったが、今回は歴代内閣最多と並ぶ5人となった。
自民党の役員人事も行い、党3役ポストのすべてを入れ替えた。幹事長には党前総裁の谷垣禎一(たにがき・さだかず)氏、総務会長に二階俊博(にかい・としひろ)氏、政調会長に稲田朋美(いなだ・ともみ)氏が起用された。
タイトル写真:組閣を終え、記念写真に収まる安倍晋三首相(前列中央)と閣僚ら=2014年9月3日、首相官邸(時事)