知られざる日本史——皇太子「台湾行啓」をたどる

文化

片倉 佳史 【Profile】

皇太子「台湾行啓」日程

 

4月12日(木) 東京を出発

 

4月16日(月) 第5日目(台湾初日)

6:30 お召艦「金剛」が三貂角の沖合に到達。雨で知られる基隆もこの日は快晴

9:45 基隆港に接岸。予定時刻よりも25分早着

13:25 基隆駅前桟橋の北側に着船。鉄道部新元鹿之助が先導して基隆駅へ

13:29 特別列車が基隆駅を出発。3万人が見送る

14:20 台北駅に到着。海軍軍楽隊が君が代を演奏

14:30 台北御泊所(台湾総督官邸)に到着

19:30 御泊所のベランダより提灯行列を台覧

 

4月17日(火) 第6日目(台湾2日目)

7:00 起床

9:00 台北御泊所を出発。自動車にて官幣大社台湾神社へ

9:50 台北御泊所に戻る

11:05 台湾総督府に到着

12:50 総督府ベランダにて児童、学生の旗行列を台覧

13:05 台湾総督官邸(御泊所)に戻る

13:25 台北植物園内の台湾生産品展覧会場に到着

15:25 台湾生産品展覧会場を巡覧

15:48 台湾総督府中央研究所農業部陳列室を巡覧

16:55 台北御泊所に戻り、突出応接室にて清楽(しんがく)の演奏

 

4月18日(水) 第7日目(台湾3日目)

7:00 起床

9:05 台北御泊所出発

9:10 中央研究所で疫病、毒蛇、北投石について説明を受ける

10:20 台北師範学校と師範学校附属小学校で授業参観

11:00 台北市太平公学校で授業参観

11:28 台湾軍司令部にて昼食会

13:03 台湾総督府高等法院へ

13:12 台北第一中学訪問

14:36 台湾総督府医学専門学校で陳列品を巡覧。授業風景を巡覧

15:03 台北御泊所到着後、台北州知事、台北市長と面会

 

4月19日(木) 第8日目(台湾4日目)

7:00 起床

8:40 台北駅を特別列車が出発

10:31 新竹駅に到着

11:28 新竹駅より特別列車にて台中へ。車中にてシルビア山を「次高山」と命名

14:40 台中駅に到着後、台中州庁へ

14:50 台中州庁(現・台中市政府)

15:15 台中第一尋常高等小学校

15:45 台湾守備歩兵第一聯隊台中分屯大隊

16:05 台中水道水源地

16:15 台中第一中学校、台中公園

16:35 台中御泊所到着(州知事官邸)。市民提灯行列、花火を観覧

 

4月20日(金) 第9日目(台湾5日目)

8:38 台中駅出発

11:00 嘉義駅到着

12:33 台南駅到着

12:40 台南御泊所(台南州知事官邸)

13:20 台南州庁に到着し、台南についての説明を受ける

13:47 北白川宮能久親王御遺跡地を訪問

14:08 台南市立南門尋常小学校を視察。授業参観

14:30 孔子廟を訪問

14:50 台南師範学校にて授業参観。台南市第一公学校を訪問

15:38 台南第一中学校を訪問

 

4月21日(土) 第10日目(台湾6日目)

8:40 台南御泊所出発

9:05 安平埋立地到着。安平製塩会社塩田を視察

10:50 台湾総督府殖産局付属鹹水養殖試験場視察

11:35 歩兵第二聯隊(現・成功大学)行啓。営庭にて閲兵。榕樹をお手植え

12:18 台南駅に到着

12:20 特別列車にて高雄へ出発

13:28 高雄駅到着

13:45 高雄御泊所(高雄寿山館)到着

14:05 高雄州庁に到着

14:30 高雄第一尋常高等小学校に到着

14:50 高雄港岸壁に到着。築港工事を視察。高雄港内巡覧

16:00 高雄御泊所にて歓迎の提灯行列を観覧

※高雄での日程には複数の時刻表記があり、文献によって若干の差異がある

 

4月22日(日) 第11日目(台湾7日目)

9:30 高雄御泊所出発

9:40 特別列車にて屏東へ出発

10:30 屏東駅に到着

10:40 台湾製糖株式会社屏東工場に到着

12:10 特別列車にて高雄へ

13:00 高雄駅に到着

13:15 高雄御泊所に到着

午後 エープヒルご登山

夕刻 高雄御泊所にて松明行列を観覧

 

4月23日(月) 第12日目(台湾8日目)

8:00 高雄御泊所出発

9:00 高雄港を出航。澎湖庁の馬公へ

14:00 馬公港到着。兵士を激励し、軍人墓地、千人塚へ御使を派遣

15:00 馬公要港部を視察

17:20 馬公港出発。基隆港へ

 

4月24日(火) 第13日目(台湾9日目)

8:00 基隆港に入港

10:10 基隆重砲大隊を視察後、フランス戦没将士を弔う。築港工事巡覧

10:44 特別列車にて基隆駅を出発

11:35 台北駅に到着

11:45 台北御泊所(台湾総督官邸)に到着

13:05 台湾総督府博物館訪問

14:15 円山運動場にて全島学校連合大運動会を台覧

16:25 御泊所(総督官邸)にて宴会。台湾料理の宴

 

4月25日(水) 第14日目(台湾10日目)

9:00 台北御泊所を出発し、草山、北投温泉をご清遊

 

4月26日(木) 第15日目(台湾11日目)

9:00 台北御泊所を出発し、歩兵第一聯隊へ

9:55 台湾総督府専売局視察

11:25 台北御泊所に戻り、昼食

13:03 台北第一高等女学校視察

13:22 武徳殿視察

14:30 台北第三高等女学校視察

15:10 円山運動場にて台湾体育協会陸上競技大会。

16:30 台北御泊所(台湾総督府官邸)に到着。

 

4月27日(金) 第16日目(台湾12日目)

9:00 台北御泊所出発

9:09 台北駅から特別列車に乗車

10:00 基隆駅到着

10:05 基隆駅前桟橋から軍艦金剛に乗船

10:20 基隆港出発

※船中で22回目の誕生日を迎え、5月1日に横須賀軍港到着

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片倉 佳史KATAKURA Yoshifumi経歴・執筆一覧を見る

台湾在住作家、武蔵野大学客員教授。1969年神奈川県生まれ。早稲田大学教育学部在学中に初めて台湾を旅行する。大学卒業後は福武書店(現ベネッセ)に就職。1997年より本格的に台湾で生活。以来、台湾の文化や日本との関わりについての執筆や写真撮影を続けている。分野は、地理、歴史、言語、交通、温泉、トレンドなど多岐にわたるが、特に日本時代の遺構や鉄道への造詣が深い。主な著書に、『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年 1895―1945』、『台湾に生きている「日本」』(祥伝社)、『台湾に残る日本鉄道遺産―今も息づく日本統治時代の遺構』(交通新聞社)、『台北・歴史建築探訪~日本が遺した建築遺産を歩く』(ウェッジ)、『台湾旅人地図帳』(ウェッジ)、『台湾のトリセツ~地図で読み解く初耳秘話』(昭文社)等。オフィシャルサイト:台湾特捜百貨店~片倉佳史の台湾体験

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