【幼子イエスをいだくマリア】シャルトル聖パウロ修道女会 ライカ北紀行 —函館— 第12回
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函館山のふもと、元町・八幡坂の坂上。シャルトル聖パウロ修道女会の函館修道院で、いびきを軽くかくイエスをいだく慈愛にみちたマリア像を見あげると、こころ安らかになる。
箱館戦争の傷跡がまだ生々しい140年ほどまえ、修道女3人がフランスから函館にやってきて教育と福祉の奉仕を始めた。この小さなマリア像は、函館から全国に広がった白百合学園の揺籃の地にたたずんでいる。
つい先だってお目にかかったら、マリアさまは風雨にさらされ白い肌が荒れているように見え、目元には涙が……。
●道案内
シャルトル聖パウロ修道女会・函館修道院 市電・末広町下車 徒歩10分(地図)