行正り香の手軽でおいしい和食レシピ12 (7)とんかつ
Guideto Japan
食 暮らし
訪日旅行者に大人気のトンカツ。実は、海外で最も作りやすい日本料理の一つです。薄力粉、卵、肉はどこにでもありますし、パン粉だって調達できるでしょう。豚肉が食べられない人には、もちろん牛肉で代用可。ぜひ揚げたてをご家庭で楽しんでください。
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材料(2人分)
- 豚ロース肉(厚さ1.5センチメートル程度):2枚(300グラム) 牛肉でも代用可(揚げる時間を少し短くしてください)
- 粗塩:小さじ2/3
- 黒こしょう:適量
- 揚げ油:カップ1程度
- キャベツ(千切り):適量
- ソース:適量
- レモン:適量
- 衣(とんかつ1枚に付き)
- 薄力粉:カップ1/3
- 卵:1個
- 水:小さじ1
- 生パン粉(目の粗いもの):カップ2/3
作り方
(1)衣の卵は小さじ1の水を加え、溶きほぐします。
(2)豚肉は赤身と脂身の境目にある薄い膜を包丁かハサミで切り、焼いたときに肉が反り返らないようにします(肩ロースの場合は、麺棒で軽くたたきます)。牛肉でも代用可です。牛肉の場合は、揚げる時間を少し短くしてください。
(3)肉に塩、黒こしょうをふり、薄力粉を薄く付けます。次に溶き卵にくぐらせ、パン粉をたっぷり、しっかり付けます。
(4)フライパンに深さ3センチメートルくらいまで油を入れ、160度に温めます(パン粉を落としたときに、じわ〜っと広がる程度)。肉を入れて、3分揚げたら、裏返してさらに3分揚げます。
(5)火を強めて180度まで温度を上げ(パン粉を落としたときに、パチンとはじける程度)、さらに1分揚げます。パン粉のかすを網ですくいながら揚げます。
(6)網やキッチンペーパーの上にのせて油を切り、肉の厚さが1.5センチメートル程度ならそのまま5分おいて余熱で火を通します。肉の厚さが1センチメートル程度なら4分弱、2.5センチメートル程度なら7~8分が目安です。
(7)キャベツは生のまま千切りにして器に盛り、肉は切り分けてからキャベツの隣にのせます。お好みでソースやレモンをかけて食べてください。
Cooking Tips
- 豚肉の部位はお好みでいろいろ試してみてください。さっぱり系ならヒレ、うまみを求めるなら肩ロース、やわらかさを求めるならロースがお薦めです。
- 豚肉はゆっくりと火を通した方がいいので、油で揚げるときは低温から入れてじっくりと揚げます。
- 牛肉を使う場合は揚げる時間を少し短く調整してください。
- ちなみに、キャベツの千切りは日本のとんかつになくてはならないもの。レストランで食べるときには必ず付いてきます。口の中の油っぽさをさっぱりさせてくれるだけでなく、キャベツに含まれているキャベジンとビタミンCが胃もたれを防いでくれる効果もあるんですよ。
撮影=名取 和久 編集協力=宇佐美 里圭