五輪=男子テニスのジョコビッチ「選手は重圧の対処法学ぶべき」

東京2020

東京五輪の男子テニスに出場中の世界ランキング1位、ノバク・ジョコビッチは28日、選手はプレッシャーへの対処法を学ぶべきだと持論を述べた(2021年 ロイター)
東京五輪の男子テニスに出場中の世界ランキング1位、ノバク・ジョコビッチは28日、選手はプレッシャーへの対処法を学ぶべきだと持論を述べた(2021年 ロイター)

[東京 28日 ロイター] - 東京五輪の男子テニスに出場中の世界ランキング1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は28日、選手はプレッシャーへの対処法を学ぶべきだと持論を述べた。

ジョコビッチは今季、四大大会と五輪の全てを制する「ゴールデンスラム」の可能性を残している。過去には1988年に女子でシュテフィ・グラフ(ドイツ)が達成したのみ。ウィンブルドン選手権を制して以来、ジョコビッチが出席する全ての記者会見はこの話題で持ちきりになっている。

しかし、ジョコビッチはプレッシャーの中でも生き生きとした姿を見せ、28日にシングルスでの準々決勝進出を決め、混合ダブルスでも勝利した後に「プレッシャーは特権だ」と話した。

その上でジョコビッチは「プレッシャーがなければ、プロスポーツは成り立たない。競技のトップを目指すなら、プレッシャーへの対処法を学び始めたほうがいい。そして、コートの中だけでなく外でも、すべての期待に応える方法を学ぶべきだ」と述べた。

選手村では、ジョコビッチは他競技の選手との写真撮影を求められ、その多くがSNS上で話題になっている。それについて「話題になったり騒がれたりすることからは、目をそらすことも耳を閉ざすこともできない。言うまでもなく、すべての雑音はそこにある」と話した。

一方でジョコビッチは「しかし私は対処法を学び、メカニズムを確立してきた。集中を乱されることも、消耗させられることもない」として、「コートで最高のテニスをするにはどうするべきか、自分に言い聞かせるだけの経験がある」と語った。

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