米英「トラベルコリドー」交渉、7月末までの結論見込めず=FT

6月28日、英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、特定の国からの渡航者に隔離措置を義務付けない「トラベルコリドー」(旅行通廊)を巡る米英の協議について、7月末までに結論が出る可能性は低いと伝えた。ロンドンで1月18日撮影(2021年 ロイター/Henry Nicholls)
6月28日、英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、特定の国からの渡航者に隔離措置を義務付けない「トラベルコリドー」(旅行通廊)を巡る米英の協議について、7月末までに結論が出る可能性は低いと伝えた。ロンドンで1月18日撮影(2021年 ロイター/Henry Nicholls)

[28日 ロイター] - 英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は28日、特定の国からの渡航者に隔離措置を義務付けない「トラベルコリドー」(旅行通廊)を巡る米英の協議について、7月末までに結論が出る可能性は低いと伝えた。

当局筋からの情報として報じた。英国における新型コロナウイルス変異株「デルタ」の感染拡大、米政治システムの複雑さ、米国における英アストラゼネカ製コロナワクチンの扱いを巡る不透明さが交渉の進展を阻んでおり、協議は8月もしくは9月までずれ込む見込みとしている。

同紙によると、英国の当局者らは、米英間の往来再開に向けた合意の枠組みが7月4日までにまとまるよう希望しているという。

英政府報道官はロイターに「できる限り早い往来再開を後押しすべく」作業部会を立ち上げたと説明。「作業部会の協議は続いており、今後の国際的な移動政策に関する考え方などを共有している」と述べた。

ラーブ英外相によると、バイデン米大統領とジョンソン英首相は今月、トラベルコリドー開設について議論したが、近く何らかの発表が行われることはないという。

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