加2州でアストラワクチン接種停止、オンタリオ州は血栓巡る懸念で

5月11日、カナダのオンタリオ、アルバータ2州が英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの1回目接種を停止すると発表した。写真はアストラゼネカのロゴとワクチンのイメージ。2020年10月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
5月11日、カナダのオンタリオ、アルバータ2州が英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの1回目接種を停止すると発表した。写真はアストラゼネカのロゴとワクチンのイメージ。2020年10月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[カルガリー(加アルバータ州) 11日 ロイター] - カナダのオンタリオ、アルバータ2州が11日、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの1回目接種を停止すると発表した。

オンタリオ州は、血栓発症のリスクがこれまでの推定よりも高いことを理由に上げた。同州では、アストラワクチン接種を受けた約6万人に1人、計8人に血栓が発生。カナダやオーストラリア、英国の規制当局や専門家はこれまでに、血栓が発生するリスクは9万5000─13万人に1人との見方を示していた。

一方、アルバータ州は副反応を巡る懸念でなく、アストラワクチンの追加供給の日程が不確実であることが中断の理由と説明した。

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