ミャンマー危機終わらせる、ASEAN首脳が一致 軍トップも出席
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[ジャカルタ 24日 ロイター] - ASEAN(東南アジア諸国連合)は24日、インドネシアのジャカルタで首脳会合を開き、ミャンマーの危機的な状況を終わらせることで一致した。ミャンマー軍のトップ、ミン・アウン・フライン総司令官も出席したが、市民の殺害停止の求めには明確な返答をしなかった。
マレーシアのムヒディン・ヤシン首相は会合後、「期待以上の成果だ」とした上で、「誰が問題を引き起こしているのかは我々の関心ではないので、フライン氏側を批判しすぎないようにした」と語った。「暴力を止めないといけないことを強調した。フライン氏にとっては、問題を起こしているのは反対側。しかし、彼も暴力を停止しなくてはならないと同意した」と述べた。
首脳会合の声明によると、1)暴力を停止すること、2)すべての当事者が建設的な対話をすること、3)対話を促すためにASEANの特使を派遣すること、4)援助を受け入れること、5)特使を受け入れること──の5点に合意した。
シンガポールのリー・シェンロン首相は記者団に対し、「彼(フライン総司令官)は、我々の話しを聞いた、参考になる、考慮すると話していた」と語った。「ASEANが建設的な役割を演じたり、特使を派遣することに反対しなかった」と述べた。
フライン総司令官のコメントは得られていない。
ミャンマー軍が運営するテレビ局は夜のニュース番組で、フライン総司令官が会合に出席したことを報じた上で、「ミャンマーの政治的な移行」などを含め、様々な問題でASEANと緊密に協力していくと伝えた。
ミャンマーの民主派でつくる挙国一致政府(NUG)は、首脳会合の合意を「歓迎する」との声明を発表し、軍事政権に順守を求めた。広報を担当するドクター・ササは、「合意を履行し、ミャンマーの民主化回復に向けたASEANの行動に期待する」と語った。
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