緊急事態21日に解除され、国内景気持ち直してくると期待=麻生財務相

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麻生太郎財務相は16日の参院財政金融委員会で、新型コロナ感染拡大防止のため首都圏を対象に発令されている緊急事態宣言が「21日に解除されることなどで国内景気は持ち直しが期待できるものの、海外経済の動向が不透明」と発言した。写真は、首相官邸で会見する麻生氏。昨年9月に撮影。(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon )
麻生太郎財務相は16日の参院財政金融委員会で、新型コロナ感染拡大防止のため首都圏を対象に発令されている緊急事態宣言が「21日に解除されることなどで国内景気は持ち直しが期待できるものの、海外経済の動向が不透明」と発言した。写真は、首相官邸で会見する麻生氏。昨年9月に撮影。(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon )

[東京 16日 ロイター] - 麻生太郎財務相は16日の参院財政金融委員会で、新型コロナ感染拡大防止のため首都圏を対象に発令されている緊急事態宣言が「21日に解除されることなどで国内景気は持ち直しが期待できるものの、海外経済の動向が不透明」と発言した。公明党の秋野公造委員への答弁。

麻生財務相は景気の現状認識を問われ、「厳しい状況にある」との見解を示した。「外出自粛等の影響で、飲食業をはじめ消費は弱含んでいるが、輸出は確実に増加し、設備投資も増え、生産は持ち直している」と指摘。「今後この感染拡大というのは、21日に緊急事態宣言などが解除されるというような社会状況など、いろいろなものの変化が起きることで持ち直してくると思う」と述べた。

一方、国内景気が「持ち直したとしても、海外(経済)がよく分からない」と述べ、欧州の感染状況などに言及し、国によってコロナの感染状況にばらつきがあり「見極める必要がある」と強調した。

(竹本能文)

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