上皇さま卒寿―歴代の天皇で最長寿 : 被災地への思い今も
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上皇さまは12月23日、90歳(卒寿)の誕生日を迎えられた。確かな記録が残る歴代天皇の中で卒寿を迎えられたのは初めて。宮内庁の公表した文書によると、朝夕の新聞やテレビニュースをよくご覧になり、国内外の出来事に目を向け、国民生活の様子に心を配られているという。御在位中にお見舞になった東日本大震災をはじめとする被災地のその後の様子を心に留められ、とりわけ、原発事故による放射能汚染により未だ帰還困難者がいる福島県の状況を案じているという。
2022年7月に診断された三尖弁閉鎖不全による右心不全については、現在も血液検査のBNP値がやや高く、少量ながら胸水貯留も認められるが、薬の服用、水分の摂取制限といった内科的治療により、比較的安定した状態が続いている。また、昨年お受けになった白内障と緑内障手術の経過も順調という。
バナー写真 : 上皇さまと上皇后さま(ロイター / 宮内庁提供)