〈1954年の今日〉3月1日 : 米国の水爆実験で第五福竜丸の乗組員が被ばく
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第五福竜丸の被ばくから70年
1954(昭和29)年 米国が南太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で行った水爆実験で、日本の遠洋マグロはえ縄漁船「第五福竜丸」(静岡県焼津港所属)の乗組員23人が被ばくした。爆心から160キロ離れていたが、威力は広島に落とされた原爆の1000倍。「死の灰」を浴び、半年後に1人が死亡するなど、深刻な健康被害を受けた。2024年で被爆から70年を迎えた。
同じく1954年に公開された映画『ゴジラ』誕生の背景には、広島・長崎への原爆投下や、この第五福竜丸事件があった。生誕70周年記念作品として、2023年にシリーズ第30作『ゴジラ-1.0』が公開された。
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他にも過去の3月1日にはこんな出来事が…
バナー写真:都立第五福竜丸展示館(東京都江東区)で保存、展示されている遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」(静岡・焼津港)。1954年3月1日午前6時45分(現地時間)、米国が国連信託統治領だった太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁周辺で実施した、水爆実験で被ばくした(時事)