個人投資家の7割は、「株主優待」を享受 ―アドバン調査 : 人気は商品券や優待券
経済・ビジネス 暮らし
投資した会社の株が値下がりしても、株主優待のメリットがあれば救いになる。でも、それ以上、「割引」「特別」といった言葉に心が弾ませる魔力があるのかも。
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投資情報サイト「株主優待ブック」を運営するアドバン(東京都品川区)が株式投資をしている20~60代の男女2076人を対象に2024年11月に実施した調査で、過去1年間に株主優待を受け取った人は、全体の70.4%だった。
このうちの363人に、優待による年間の節約効果・還元額を聞いたところ、「5000円未満」26.0%、「5000~1万円未満」24.9%、「1万円~5万円未満」23.7%で全体の4分の3を占めた。10万円以上の還元を受けていた人は11.6%いた。
最もよく利用する株主優待は、「商品券・ギフト券」28.9%がトップ。「割引券・優待券」25.9%、「食料品・日用品」14.9%が続いた。日常生活で利用しやすい優待が上位を占めた。
優待利用のメリットとして感じるのは、「買い物や食事などの出費を抑える」42.4%、「実質的に高い利回り」31.7%など実利直結型が多いが、「株主であることの特別感」が3番手で、株主として自尊心をくすぐられている人も多い。
株主優待経験者に、投資未経験の知人に株主優待投資を勧めたいかと尋ねたところ、「ぜひ」25.1%、「機会があれば」46.0%を合わせて、71.1%だった。
調査の詳細は以下で公表されている。
https://ad-van.co.jp/yuutai/article/good-shareholder-benefits/
バナー写真 : PIXTA