定額減税、「ないよりはマシ」だけど…需要喚起にはならず : 使い道最多は「生活費」
経済・ビジネス 暮らし 社会
所得税3万円、住民税1万円の定額減税が実施された。4万円の臨時収入があっても、「ちょっと浪費しちゃおうか」と考える人は少ない。
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「賃金上昇が物価高に追いついていない国民の負担を緩和するため」として、2024年6月に1人当たり4万円の定額減税が実施された。
お金にまつわる情報を発信するMoneyFixが、LINEの公式アカウントを通じて6月中旬に実施したアンケート調査では、定額減税による臨時収入の使い道は、「生活費」41.6%が最も多く、「預貯金」29.2%、「特に決めていない」26.6%が続いた。「欲しいものを買う」「外食を増やす」「旅行」は5~6%台にとどまり、需要喚起にはつながっていないようだ。
8割を超える人が「インフレを実感」しており、今回の定額減税は「ないよりはマシ」46.0%だが、インフレ対策として「有効」と評価した人は11.9%にとどまった。
「来年以降も定額減税を継続してほしい」と考える人は82.6%だった。
バナー写真 : PIXTA