新NISAスタート「知っていた」44% ―18歳意識調査 : 女性よりも男性の方が投資に「関心」
経済・ビジネス 暮らし
金融商品への個人投資が欧米に比べてまだ少ないといわれる日本。「家計の安定的な資産形成を進めよう」との掛け声のもとに2024年1月から始まった新NISA(少額投資非課税制度)について、日本財団が継続的に実施している「18歳意識調査」では4割以上が始まることを「知っていた」と回答。投資による資産形成にも約4割が関心を持っていた。
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日本財団が全国の17-19歳1000人を対象に、2023年に実施した「18歳意識調査」で、2024年1月から新NISA制度が始まることについて、「具体的な内容を含め知っていた」のは7.2%。「具体的には知らないが、始まることは知っていた」36.8%だった。
「具体的な内容」をどこまでと見るかはさておき、一般的に新NISAの概要としては、(1)「成長投資枠(年間上限240万円)」「つみたて投資枠(同120万円)」の2つがあり (2)両枠の併用OK(3)非課税保有期間は無期限 (4)生涯の非課税保有限度額が1800万円(うち成長投資枠1200万円)といった点が挙げられる。これを7%超の「18歳」が知っていたということになるが、これを「こんなに」と驚くか、はたまた「そんなところ」とうなずくか。性別で見ると、「具体的に知っていた」のは女性4.5%に対して、男性は倍以上の9.7%だった。
投資による資産形成については、全体としては「どちらかといえば」も含めた「関心ある派」41.4%、「関心ない派」45.0%とほぼ拮抗。性別で見ると、女性は「関心ない派」が5割に達しており、投資による資産形成には男性の方が積極的のようだ。
バナー写真:PIXTA