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富山は熱風呂、山梨は長風呂好き―リンナイ調査 : 理想は40度に10分

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寒い夜、寝る前に熱いお風呂で冷えた身体を温めて……というのは間違い! 急激な寒暖差はヒートショックを引き起こすことがある上に、熱めの風呂は交感神経が刺激され寝つけなくなることもあるようだ。

お風呂でほっと温まるリラックスタイムは1日の疲れを癒してくれる。リンナイが全国47都道府県の各50人を対象としたした調査で、53%の人が「冬は毎日、湯舟に漬かる」と回答。一方、湯舟には漬からず「毎日シャワー」の人が17%だった。

冬の時期、湯舟につかる頻度は?

冬の時期の湯舟の温度は、「40度」31%が最も多く、「42度」23%、「41度」17%。最も熱風呂好きは富山県で平均41.3度だった。

冬の時期の湯舟温度設定は?

地域別平均入浴温度の上位

41.3℃ 富山
41.1℃ 鳥取、山口
41.0℃ 大阪、和歌山、長崎

(各県n=50)
出所 :リンナイ

湯舟に漬かる時間は「10~14分」31%が最多。全体の8割が5~24分の時間に集中しているが、わずかながら「55分以上」という超長風呂の人も。最も長風呂なのは山梨の17.8分で、佐賀、大分、大阪と続いた。北海道や東北など寒さの厳しい地域で長風呂というわけではないようだ。

冬の時期に湯舟につかる時間

地域別平均入浴時間の上位

17.8分 山梨
16.7分 佐賀、大分
16.5分 大阪

(各県n=50)
出所 :リンナイ

調査を監修した東京都市大学の早坂信哉教授は「お風呂で身体を温め、血流を改善させることで冷え性上の緩和が期待できる。健康的な基本の入浴法は40度の湯舟に10分。就寝の90分前が入浴ゴールデンタイム」としている。

バナー写真 : PIXTA

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