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トヨタ・ヤリス、初の首位 ―2021年乗用車ランキング : N-BOXが5年ぶり陥落

経済・ビジネス 社会

4年間首位に君臨したホンダのN-BOXがついに息切れ。発売2年目のヤリスが21年の乗用車販売ランキングのトップに立った。燃費性能、安全装備、手ごろな価格で幅広い層から支持されている。

2021年の車名別乗用車ランキングで、昨年2位だったトヨタの主力コンパクトカー・ヤリスが前年比40.3%増の21万2927台を売り上げ、初の首位を獲得した。ホンダの軽ハイトワゴンN-BOXは前年比3.6%減の18万8940台と失速、5年ぶりに首位から陥落した。

ヤリスは、2020年2月に旧ヴィッツを9年ぶりに全面改良し、海外での車名に統一して発売された。高い燃費性能と充実した安全装備の一方で、軽自動車並みの価格帯からラインナップしたことで幅広い層のニーズをつかんでいる。デビュー初年度で登録車トップの座に立ち、通年販売となった2年目で軽自動車も含めた全体トップとなった。

2021 2020 2019
1 ヤリス トヨタ N-BOX ホンダ N-BOX ホンダ
2 N-BOX ホンダ ヤリス トヨタ タント ダイハツ
3 ルーミー トヨタ スペーシア スズキ スペーシア スズキ
4 スペーシア スズキ タント ダイハツ デイズ 日産
5 タント ダイハツ ライズ トヨタ プリウス トヨタ
6 カローラ トヨタ カローラ トヨタ ムーヴ ダイハツ
7 ムーヴ ダイハツ ムーヴ ダイハツ ノート 日産
8 アルファード トヨタ フィット ホンダ シエンタ トヨタ
9 ノート 日産 アルファード トヨタ カローラ トヨタ
10 ルークス 日産 ルーミー トヨタ アクア トヨタ

黄網掛けは軽自動車
日本自動車販売連合会と全国軽自動車協会連合会のデータを基に編集部作成

トヨタが乗用車ランキングで首位となるのは2016年のプリウス以来5年ぶり。トヨタはトールワゴンのルーミーも前年比54.5%増と大きく台数を伸ばしたほか、定番のカローラ、最上位のミニバン・アルファードもトップ10入り。軽中心の子会社ダイハツもハイトワゴンのタント、ムーブがランクインした。

20年は苦戦した日産は、主力コンパクトカーのノートと軽自動車のルークスがトップ10に食い込んだ。

バナー写真 : PIXTA

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