衆院選投票率55.93%、戦後3番目の低水準 :「 維新」躍進の大阪は大幅アップ
政治・外交 社会
衆院選の投票率は1990年までは70%前後で推移していたが、直近4回は50%台で低迷。40%以上の人が未来を決める機会を放棄するほど日本は安泰?
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2021年10月31日に実施された衆院選の小選挙区投票率は55.93%だった。男女別では男性56.06%、女性55.80%。
衆院選の投票率は、小泉純一郎首相(当時)が郵政民営化の是非を問うために解散した2005年が67.51%、旧民主党が政権交代を果たした09年が69.28%だった。その後、12年59.32%、14年52.66%と2回連続で戦後最低を更新。今回は前回選挙を2.25ポイント上回ったものの、戦後3番目の低水準だった。
投票率が最も高かったのは山形県の64.34%で、最も低いのは山口県の49.67%。前回選挙に比べて投票率が最も上昇したのは、日本維新の会が大躍進した大阪で、7.81ポイント上昇の56.2%。近畿圏は、京都5.42ポイント、兵庫5.67ポイント、奈良3.47ポイント、和歌山5.28ポイントと軒並み上昇した。一方、前回と比べて投票率が最も下がったのは、山口で5.56ポイントダウンの49.67%だった。
バナー写真 : PIXTA