Japan Data

「女性におススメ」の広告表現に半数が違和感

経済・ビジネス ジェンダー・性 社会

「女性」「30代」「首都圏在住」「夫婦共働き」などの属性を分析した上で表示されるインターネットのターゲティング広告。「余計なお世話だよ!」と感じている人も少なくないはず。

ネット通販サイトや雑誌の広告ページなどで見かける「女性にも簡単!」「女性にも飲みやすい」などの表現に、半数の女性が違和感を覚えていることが、宝島社が20代~60代の1000人を対象に実施した調査で明らかになった。

売り文句のつもりで使った「女性」という言葉が、かえって、商品の購入意欲を下げている可能性もある。

「女性におススメ」などの広告表現に対しての感じ方を探ったところ、〈わざわざ「女性」を使う必要があるのか分からない〉46.6%が最も多く、〈個人の性質を一般化していることに違和感〉44.8%、〈「女性は…」という思いこみに疑問〉39.5%が続いた。

「女性におススメ」と表現された商品を購入するかどうか聞いたところ、どの世代も4人に1人の割合で〈違和感を感じたら買わないことがある〉と回答。〈購入するが好感度が下がる〉人も全体で22.4%だった。

バナー写真 : PIXTA

女性 ジェンダー 女性活躍 女性の社会進出 女性蔑視