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音楽著作権収入、「ネット」が「放送」を上回る : 巣ごもり需要でサブスク利用が増加

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ライブが中止になったけれど、音楽のない生活なんて耐えられない! 音楽著作件収入、ネット経由が急増。

日本音楽著作権協会(JASRAC)は、新型コロナウイルス感染症によるイベントの延期・中止や社交飲食店の休業・廃業が相次いだことが響き、2020年度の音楽著作権収入(使用料)が、前年度比4.3%減の1126.4億円だったと発表した。主なジャンル別では、インターネット経由の「インタラクティブ配信」が前年度比48%増と急成長して322億円となり、初めて「放送」による収入を上回った。

サブスク(サブスクリプション)と呼ばれる定額で音楽をダウンロードできるサービスの普及で、「インタラクティブ配信」は2015年度頃から増加傾向にあった。コロナ禍に見舞われた2020年度は、巣ごもり需要でサブスクや動画配信の利用が増加。ライブ配信サービスも好調だった。

一方で、2020年4月に最初の緊急事態宣言が発出されると、コンサートやライブは軒並み中止に追い込まれたことが響き、「演奏」による収入は前年度比36.2%減の153.9億円と大きく落ち込んだ。放送による収入は3%減の300億円。

21年度にJASRACからの著作物使用料の分配額が最も多かった作品は、人気テレビアニメ「鬼滅の刃」の主題歌で、LiSAさんが歌う『紅蓮華(ぐれんげ)』だった。

著作権料の分配額TOP10(国内作品)

  作品名 アーティスト
1 紅蓮華 LiSA
2 Pretender Official髭男dism
3 Lemon 米津玄師
4 白日 King Gnu
5 君のうた
6 I LOVE… Official髭男dism
7 鬼滅の刃BGM  ―
8 中島みゆき
9 宿命 Official髭男dism
10 エヴァンゲリオンBGM  ―

バナー写真 : ばくたそ

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