就職控えた大学生、男女とも約半数が「選択的夫婦別姓」を希望―マイナビ調査
社会
希望すれば夫婦のそれぞれが結婚前の姓を名乗ることができる「選択的夫婦別姓」。最近の民間調査によると、これから就職活動を行う大学生の約半数が同制度を望んでいるという
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就職・転職情報サービス大手マイナビが実施した「現在と将来のライフスタイル」調査で、2022年に卒業を予定している大学生・大学院生の約半数が、「選択的夫婦別姓制度」を望んでいるとの結果が出た。
調査は2020年11月26日から12月23日にかけ、ウェブサイトを通じてアンケート形式で実施し、3938人から有効回答を得た。選択的夫婦別姓については、「今まで通り、結婚すれば同じ姓になる方が良い」との回答が男子33.6%、女子30.5%、「同じ姓にするか、別の姓にするか選べる方が良い」との回答が男子47.8%、女子52.8%となった。「どちらとも言えない・よく分からない」との回答は男子18.6%、女子16.8%だった。
また、結婚後に「共働きを望む」割合は、男子58.9%(前年比2.4ポイント増)、女子75.3%(同1.0ポイント増)となり、いずれも16年卒業予定者を対象とした6年前の調査開始以来、最多となった。結婚したい年齢の平均は、男子28.5歳、女子27.4歳で、ここ数年とほぼ変わらない結果が出た。
「育児休業を取って積極的に子育てしたい」人の割合は、男子が56.5%(前年比5.0ポイント増)で6年連続増加し、69.9%(同1.5ポイント減)だった女子との差が縮まった。「子どもは何人ほしいか」との質問に対する回答人数の平均値は、男子が2.16人(前年は2.24人)、女子が2.09人(同2.10人)だった。
バナー写真:PIXTA