【動画】尺八 小湊昭尚 宇宙と一体になる音色

文化

小湊昭尚の尺八の音色は、まるで歌声のように多彩な感情を表現する。そして、日本の古典楽器としての伝統に革新性を加え、聴衆を魅了する。尺八の解説とともに、ピアノとの演奏、稽古風景、路上ライブを収録!


小湊 昭尚
Kominato Akihisa

1978年福島県生まれ。 民謡小湊流家元の長男として生まれ、5歳より両親の手ほどきを受け、舞台活動を開始。1995年より琴古流尺八の人間国宝・山口五郎氏(故人)に師事。2001年、東京芸術大学音楽学部邦楽科尺八専攻卒業。現在、古典に加え、民謡、ポップス、ジャズなどジャンルにこだわらず、テレビ、ラジオをはじめ国内外でのコンサート、イベントなど多方面で活動中。

小湊昭尚が吹く尺八は、伝統と革新性を併せ持つ豊かな音色を響かせる。

フルートのような心地よい高音を奏でたかと思うと、力強い尺八独特の奏法むら息が心の奥底まで響き渡る。尺八は同じ穴を押さえていても、息の吹き込み方を変えるだけで高音、低音、ビブラートまで様々な音を出すことができるのだ。

そして、ピアノとのハーモニーも美しいが、車などの騒音と共鳴するストリートでの演奏も魅力的だ。歌のような音色は、どんな楽器ともコラボレーションが可能で、単独でもアカペラのブルースのように魂を揺さぶる。

彼の演奏を聞けば、尺八を古くさい楽器だと思い込んでいた日本人は新たな魅力に気付かされ、初めて尺八の音色を聞く海外の方は素晴らしく前衛的な音楽に出会ったと感じられるはず。

ぜひ、宇宙と一体になって奏でる尺八をお聴きください。

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小湊昭尚インタビュー「尺八は歌う」

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