砺波平野の絶景「散居村」:富山の自然・景観スポット(9)
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散居村(さんきょそん)
富山県西部に位置する砺波(となみ)平野には、屋敷林に囲まれた約7000戸の農家が50〜100メートルほど離れて点在する散居村が広がっている。それぞれの農家が自分の家の周りの土地を開拓して米作りを行ってきたため、こうした広大な散居村が生まれた。屋敷林は家を夏の日差し、冬の厳しさから守るために原生林を残したのが起源だという。
鉢伏山の標高433メートルにある「夢の平散居村展望台」に登れば、砺波平野に広がる散居村を一望できる。田に水の張られた時期であれば、月明かりに照らされた静謐(せいひつ)な水田風景が眼下に広がる。四季折々に変化する人と自然がつくり出した一大パノラマを眺めるには絶好の場所だ。遠方には、富山湾など日本海が見渡せる。
●交通アクセス
JR城端線「砺波駅」から車で25分
編集協力:富山県観光・交通・地域振興局 観光振興室
公益社団法人 とやま観光推進機構
富山県観光公式サイト:とやま観光ナビ 「散居村」紹介ページ
(バナー写真:夕暮れの散居村)