【4K動画】日吉大社の猿は神の使い:滋賀県大津市

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比叡山のふもとにある日吉大社は猿が神の使いとして大切にされている。「神猿」と書いて「まさる」と読む。神猿は「魔が去る」に通じるとして、魔よけの象徴とされる。広い境内には建物の装飾などに猿が取り入れられている。願いごとを書き入れる絵馬や家内安全、合格祈願などを請うお守りにも、かわいい猿があしらわれており、参拝者に人気がある。

主な神猿スポットを紹介すると、西本宮楼門には木彫りの彫刻が梁(はり)を支え、社殿には氏子から奉納された絵図が掛けられている。本物の猿も2匹が社務所近くのケージで飼われ、参拝者に愛嬌(あいきょう)を振りまく。東本宮参道脇にはしゃがみ込んだ猿そっくりの自然石が「霊石」としてまつられ、パワースポットとして親しまれている。

日吉大社は大山咋神(おおやまくいのかみ)をまつるため建てられ、『古事記』にも登場する名高い神社だ。土地を守る神で京都の北東に位置することから、都の鬼門を守る神とされた。厄よけの神社としても知られる。東京の日枝神社(千代田区永田町)など、分霊がまつられた神社でも、神猿はお守りのモチーフに使われている。

映像:ZTV「和菓子のある風景~大津市坂本 鶴屋益光~」より

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