ニッポンの城

【日本100名城®】岡山県・鬼ノ城

歴史

鬼ノ城は、断崖の上に城壁がそそり立つ巨大な古代山城。7世紀ごろに築かれたといわれるが、「日本書紀」など古代の正規の記録には登場しない謎の城で、近年、発掘調査が進められている。

岡山県・鬼ノ城

  • 築城年:7世紀ごろ
  • 初代城主:不明
  • 主な見どころ:角楼跡、西門跡、南門跡、東門跡、北門跡、水門跡、敷石など
  • 料金:無料
  • 所在地:岡山県総社市奥坂
  • 公式HPなど:鬼ノ城(総社市公式観光WEBサイト)

断崖の上に築かれた謎の古代山城

鬼ノ城は、急な斜面の上にある比較的平らな山頂部に築かれており、高さ約6メートルの城壁に囲まれている。城壁の全長は約2.8キロメートルに及ぶ。城壁から張り出した長方形の角楼と呼ばれる遺構は、高さ3メートルの石垣の上に土積みの建築物があったと推定されている。角楼の存在や石垣の間の柱、敷石の存在などは日本の古代山城では初めての発見例だという。

鬼ノ城の角楼跡(PIXTA)
鬼ノ城の角楼跡(PIXTA)

現在、西門が推定復元されているほか、城壁に沿ってウオーキングコースが整備されていて、絶景ポイントとしても人気。麓の鬼城山ビジターセンターでは、鬼ノ城全体や西門の模型など、城に関する展示が行われている。

岡山県の城

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バナー写真: 鬼ノ城(PIXTA)

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