北原次郎太モコットゥナㇱKITAHARA Jirota mokottunas
北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授。1976年東京都杉並区生まれ。サハリン出身のアイヌの祖母を持ち、両親がアイヌ民族組織「関東ウタリ会」の結成に関わったことで、文化復興や復権運動をはだで感じながら育つ。13歳のころ、北海道に暮らす祖母、小田トーニンテマハの影響でアイヌ語樺太方言や樺太アイヌの文化に関心をもつ。千葉大学博士課程修了(学術博士)。アイヌ民族の木製祭具「イナウ」の形態や意義の地域性、周囲の文化との共通性などを研究。単著『アイヌの祭具 イナウの研究』北大図書刊行会(2014年)。共著『花とイナウ 世界の中のアイヌ文化』北大アイヌ・先住民研究センターブックレット4号(2015年)。2005年からアイヌ民族博物館学芸科勤務、2010年より現職。日本語名は北原次郎太。
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2020.03.27