食の新潟国際賞財団がnippon.comのコンテンツを収録した冊子を作成
文化 政治・外交 歴史
公益財団法人食の新潟国際賞財団は、nippon.comに2021年4月13日~16日付で公開されたコンテンツを冊子にまとめました。冊子には、シリーズ「中国の大湿地帯を穀倉地帯に変えた日中友好秘史」の「周恩来の宿題をかなえた伝説の男」(上、下)、「豊穣の大地を生んだ日本の技術者たち」(上、下)の全4本が収録されています。
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
シリーズは2部構成で、第1部の「周恩来の宿題をかなえた伝説の男」は、新潟市内の湿地帯・亀田郷の乾田化に成功し、県内有数の稲作地帯に変えた開発事業をけん引した故・佐野藤三郎氏が主人公。佐野氏の人物像や幅広い人脈から生まれた功績のほか、中国政府の要請で黒竜江省の湿原・三江平原を世界有数の穀倉地帯に生まれ変わらせる国家プロジェクトを成功させるまでの秘話がつづられています。
第2部の「豊穣の大地を生んだ日本の技術者たち」は、日本と中国政府の橋渡し役をした佐野氏を支え、三江平原の第一線で技術者として開発に当たった新潟市に本社を構える(株)キタック会長の中山輝也氏にフィーチャーしています。反日感情が根強く残る中国で、体調を崩しながらも計画通りに業務を遂行した苦労などが、写真と共に紹介。自身の経験から、今後の国際交流の在り方についても言及しています。
新潟でも佐野氏とその偉業を知る人は少なくなったことから、同財団は「冊子を通じて多くの方に日中友好の秘史として、先人を知ってほしい」と期待を寄せています。
同財団は、希望者に1人1冊まで、冊子を無料で郵送します。希望者は、メールに郵便番号、住所、氏名、職業を記入し、同財団(info@niigata-award.jp)に申し込んでください。
バナー写真:食の新潟国際賞財団が作成した冊子 撮影:nippon.com 編集部